[雲仙市] [神代小路] 下坊墓地 [日]

下坊墓地

ここには、慶長13(1608)年から神代を治め、翌14年に死亡したとされる神代鍋島家初代の信房、2代茂正の墓が残されています。信房は神代鍋島領成立後、佐賀にとどまり、神代には代官を派遣していましたが、4代嵩就の代になり居所を移したとされています。板石状の自然石からなる墓碑の配置や石塀の様子から推測すると、地区の造成にあたって先祖の功績を称え、建立したものと思われます。

なお、神代鍋島家3代以降の墓は近くの常春寺に建てられています。寛永14(1637)年に起こった島原・天草一揆では、神代からも原城での戦いに参戦しました。墓地には、戦死者 の供養碑なども祀られています。

*私有地なので一般公開はしていません。立ち入りはご遠慮ください。


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[雲仙市] [神代小路] えびすさん [日]

えびすさん

えびすさん(恵比寿さん)は七福神の一人で、「商売繁盛の神」「漁業の神」「福をもたらす神」として全国の神社等で祀られています。

中でも、佐賀県の佐賀市には800体以上の恵比寿像があり日本一と言われています。

長崎県でも旧長崎街道沿いに恵比寿像が祀られ、佐賀との関係がうかがわれます 。

一般的に恵比寿像は神社の境内に祀られることが多いと言われていますが、佐賀では家の軒先や街角に祀られることが多く、神代のまちなみでも通りに面して旅館や商店などの軒先に7体の恵比寿像が祀られています。神代地区は佐賀藩の飛び地であり、 町場の西端には佐賀へ通じる港もあったことから、佐賀の文化の影響を受け、商売繁盛、旅の安全を祈願し恵比寿信仰が広まったものと考えられます。


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