[雲仙市] [小浜] ジャカランダ [日]

ジャカランダ

小浜温泉にジャカランダが植えられたのは、エチオピアの政府顧問を務めた旧口之津町出身の末続吉間氏が1968年頃、友人の草野壬二郎氏(元小浜町長)に種を送り、植えてほしいと頼んだことがきっかけとなりました。今では小浜温泉の国道57号沿いに植えられ、「ジャカランダ通り」と呼ばれ、親しまれています。

亜熱帯性植物であるジャカランダは、湯けむりの町・小浜温泉で大きく育ち、今では梅雨時期の風物詩となり、6月頃に見ごろを迎え、大ぶりの紫色の花びらはほのかな香りを漂わせ、訪れる人々を魅了します。近年は「小浜温泉ジャカランダフェスタ」も開催されるようになりました。


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 小浜歴史資料館 [日]

小浜歴史資料館

小浜温泉街の湯けむりを望む小高い場所に建つ資料館。湯太夫展示館と歴史資料展示館の建物2棟があり、1844(天保14)年に建てられた本多湯太夫邸は、小浜温泉発展の礎を築いた本多湯太夫の功績を紹介しています。

「湯太夫」とは、島原藩から温泉の管理を任された称号のことで、本多家が代々受け継ぎながら、私財を投じて温泉設備を整えるなどして、小浜温泉の発展に貢献してきました。
詳細は、雲仙市ホームページ(https://www.city.unzen.nagasaki.jp/kiji0034537/index.html)で紹介しています。


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 炭酸泉 [日]

炭酸泉

小浜温泉は100度を超える高温で、食塩泉として知られていますが、ここの炭酸泉は小浜温泉唯一の冷泉です。温泉街の路地裏にある広場にボコボコと音を立てながら湧出しており、25度前後の低温となっています。近隣の温泉と違い、硫黄の香りが漂い、鉄分と炭酸が多く含まれていることが特徴です。明治末期から昭和初期にかけては、清涼感がある飲用水として、サイダー感覚でも利用されていました。


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 小浜公会堂 [日]

小浜公会堂

雲仙が国立公園となった1934(昭和9)年に建設され、長崎県内で現存最古の木造公民館です。木造一部2階建て(約570平方メートル)。建物の保存状態もよく、水色のレトロな外観であり、地域住民のスポーツや会議、イベントなどの活動に利用されるなど身近な歴史的シンボルとして大変貴重な存在となっています。

老朽化に伴い現存する図面などの資料をもとに改修工事が行われ、建築当初に近い形に屋根や壁、床などが改修され、木枠の窓も復元され、2010年8月に竣工しました。

利用するには申請が必要です。

雲仙市ホームページ(https://www.city.unzen.nagasaki.jp/kiji0032545/index.html


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 小浜ちゃんぽん [日]

小浜ちゃんぽん

小浜ちゃんぽんは、豚骨や鶏ガラをベースにして、特産のカタクチイワシで出汁を取った、まろやかなスープが特徴。大正時代に長崎ちゃんぽんが小浜、天草に伝わり、独自の進化を遂げたというのが定説となっています。長らく「小浜ちゃんぽん」の名は知られていませんでしたが、2007(平成19)年に小浜ちゃんぽんマップが作成されたことがきっかけとなって結成された「小浜ちゃんぽん愛好会」の活動を通して、全国的に知られるようになりました。2013(平成25)年には、小浜ちゃんぽんの取り組みを題材にしたNHKの長崎発地域ドラマ「私(うち)の父はチャンポンマン」が放送され、大きな話題を呼びました。

現在、小浜温泉を中心に約10店舗で提供されています。

小浜ちゃんぽんマップは、小浜温泉旅館組合公式サイト(https://Obama.or.jp/pamphlet/)でダウンロードできます。


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 夕日の広場 [日]

夕日の広場

明治時代に創刊された短歌雑誌「アララギ」の代表的な歌人だった斎藤茂吉(1882~1953年)の歌碑が建つ公園。斎藤茂吉は幾度となく小浜温泉を訪れており、この場所から見る橘湾の夕日がお気に入りだったとされています。 歌碑には「ここに来て落日(いりひ)を見るを常とせり 海の落日も忘れざるべし」と刻まれています。橘湾に沈む夕日は、小浜を代表する景観の一つであり、夕焼けに感動して詠んだものと伝えられています。


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[雲仙市] [小浜] 足湯ほっとふっと105 [日]

足湯ほっとふっと105

小浜温泉の源泉温度105度にちなんだ、105メートルの長さを誇る足湯です。2010(平成22)年2月22日にオープンしました。足湯だけでなくウォーキング足湯、ペット足湯といった多彩な湯船があり、観光客や地元の方でにぎわっています。

すぐ近くには源泉を利用して農作物や海産物を蒸すことができる蒸釜も併設されているので、卵や野菜などお好きなものを蒸して、味わってみてはいかがでしょうか。


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小浜温泉散策MAP

[雲仙市] [小浜] 小浜温泉 [日]

小浜温泉

奈良時代初期に編纂された「肥前風土記」(713年)に、「高来(たかく)の峰の西南より、温泉の湧出するのが見ゆ」と記されており、小浜温泉のことを指すものと考えられています。古くから湯治場として利用されるようになったと言われています。

小浜温泉は現在でも全国有数の高い熱量と源泉温度を誇っており、小浜町内に30箇所ある源泉からは100度の湯が1日に15,000トンも湧きだしています。

小浜温泉につかると、体の芯までほっこり。ゆっくりつかって、旅の疲れを癒してください。

詳細は小浜温泉旅館組合公式サイト(https://obama.or.jp/)をご覧ください。


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小浜温泉散策MAP

karatsu P33-P34 [ja]

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Information

名護屋城跡 (国の特別史跡)
唐津市鎮西町名護屋1931-3
観覧無料


黄金の茶室(佐賀県立名護屋城博物館内)
唐津市鎮西町名護屋1931-3
0955-82-4905
観覧無料


唐津くんち(ユネスコ無形文化遺産)
唐津市南城内3-13(唐津神社)
毎年11月2日〜4日
観覧無料


虹の松原 (国の特別名勝)
唐津市東唐津~浜玉町
観覧無料


中里太郎右衛門陶房
唐津市町田3-6-29
0955-72-8171


中野陶痴窯
唐津市町田5-9-2
0955-73-8881


GALLERY一番舘
唐津市呉服町1807
0955-73-0007


水野旅館
唐津市東城内4-50
0955-72-6201

隆太窯
唐津市見借4333-1
0955-74-3503


聴雪菴
唐津市東城内1-5
090-6246-2866

鳥巣窯
唐津市浜玉町鳥巣885-1
0955-58-2111


いな葉
唐津市宇木上2530
0955-53-8477

三藤窯
唐津市宇木2972-6
0955-77-0333


唐津さかもと
唐津市本町1935-1-1
080-4277-8596
*令和6年6月頃オープン予定

作礼窯
唐津市厳木町平之279
0955-63-4680


由起子窯・唐津 呂者堂
唐津市浜玉町東山田800−1
0955-56-8701


たまとり
唐津市京町1783 1F
0955-73-8800

monohanako
唐津市見借4838-20
0955-58-9467


横田悠一
店舗準備中
090-4004-8844

殿山窯
唐津市鎮西町名護屋1288
0955-82-4162


あるところ
唐津市鏡732
0955-58-8898

健太郎窯
唐津市浜玉町横田下1608-2
0955-56-2358

karatsu P25-P32 [ja]

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烏賊の活き造り

食 水野旅館 / 立花 研一郎
器 隆太窯 / 中里 隆、中里 太亀、中里 健太

名護屋城から移築された武家屋敷門が迎える老舗。唐津·呼子と言えば烏賊の活き造りだが、透き通る烏賊と隆太窯の焼締の荒々しさとの対比が美しい。太閤秀吉ゆかりの「とんさんなます(殿様刺身)」も水野旅館の名物。


胡麻豆腐と佐賀牛の炭火焼

食 聴雪菴 / 佐々木 拓也
器 鳥巣窯 / 岸田 匡啓

雪の音を聴きとるように、お客の声なき声を聴き、丁寧な仕事で応えていく。すり鉢で擂りあげた胡麻やじっくり焼かれた佐賀牛。鳥巣窯の繊細で品格ある器に盛り付けられた料理には、そんな主人の料理哲学が表現されている。


だし巻き卵

食 いな葉 / 稲葉 勝好
器 三藤窯 / 三藤 るい

懐石の修行を重ねた店主が作る、シンプルかつ存在感を放つだし巻き卵。いくつもの出汁をブレンドした特製の蕎麦出汁を使い、その美しくもやさしい黄色が、三藤窯の三藤るいさんによる柔らかな風合いを持つ器にしっくりと馴染む。


唐津の向付

食 唐津さかもと / 坂本 亮
器 作礼窯 / 岡本 作礼

白と黒のコントラストが美しい鮑型の朝鮮唐津の器から料理人が感じたのは、岡本作礼氏ならではの上品さと寛容さ。おのずと行き着いた素材は、唐津の海のものだった。胸を借りる思いで、飾らず、自然に、ありのままに仕上げた一品。


ちらし寿司

食 唐津 呂者堂 / 土屋 英二
器 由起子窯 / 土屋 由起子

唐津の海の幸に自家栽培の椎茸、山椒、三つ葉や酢蓮など、丁寧に仕事をした具材を寿司飯にちらした。「茜唐津」は、夕焼け空から名づけた独自の釉薬で、食卓に和みをもたらす。料理人の亭主と陶芸家の妻の協業が温かな空間をつくる。


イカサルサ

食 たまとり / 伊藤 真衣
器 monohanako / 中里 花子

器を見たら作者がわかる。チャクラと名付けられた皿、花子さんの顔が浮かぶ。「自由に作りなよ」という声が聞こえてくる。揚げたての烏賊とソース。自然と盛りつけの手が運ぶ。この料理を見て「たまとり」と言ってもらえたら嬉しい、と店主。


大地と海
サワラのポワレ

食 横田 悠一
器 殿山窯 / 矢野 直人

平らかな皿に流した釉薬は、行き場をなくし器の表面に凪の海のように漂う。主人自ら釣り上げた鰆と、腹身のクロケット(コロッケ)。海藻を混ぜ、波をイメージしたクレープにはアサリのソース。一皿で大地と海の旨味のエネルギーを表現している。


塩むすび

食 あるところ / 平河 直
器 健太郎窯 / 村山 健太郎

絶妙な手加減で握られた、真っ白な三角のおむすび。おむすびには、神宿る山の形を模し、それを身の内に入れることで神の力を得ようとした、という説がある。そんなおむすびを、凛とした佇まいの健太郎窯の斑唐津に盛りつけた。


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